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museum

ITEM011026
Walter’s Corn-Venti LINEN

Hi Story
50年代初頭、イリノイ州の片田舎でとうもろこし農家を営むウォルター家。
農薬を使わない製法にこだわることで家計をどんどんひっぱくしていました。
それは一人娘のLisaが幼い頃から縫物の仕事に出なければいけないほどでした。
そんな彼女が18歳になる頃、家計を助けるため離れの小屋でシャツ作りを始めます。
父の意志を受け継ぐかのような丁寧で真摯な仕事ぶりは、沢山の支持を集めていきます。
昔ながらの製法を守りつつ、73年には小さな工場をシカゴに設立します。
しかし、90年代に入ると安い量産品が市場を大きく変え、一気に廃業に追い込まれます。
くしくも、農産業が遺伝子組み換えの時代へと突入していくタイミングでもありました。
Walter’s社のトレードマークといえば三角のベンチレーション。
Lisaが「safe corn」の意志を継ぐ意味でデザインされたと言われています。

*MUSEUMに記されているHi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

定番となりました三角ベンチレーションが特徴のWalter’s Corn-Ventiシャツ。
襟やポケットのダブルステッチの間隔を細く仕上げることが全体の雰囲気に大きく作用しています。
裾を出してもタックインしても様になる着丈、程よくゆったりとしたシルエットで着こなしの幅も広がります。
今回は少し肉感のあるリネン素材を採用しています。
ボタンカラー、ステッチカラーの配色にもこだわりました。

brand / another 20th century
item / Walter’s Corn-Venti LINEN
fabric / linen100%
color / khaki gray, navy
price / ¥22,000- + tax
size / 1, 2, 3

2023 SS

ITEM004019
Coal Miner Pants 1990 – denim

Hi Story
40年代に入ると、世界のエネルギーは石炭から石油へと移行していきます。
それまで炭鉱等の採掘が盛んであったウェールズ南部では、劣悪な労働環境が問題となっていました。
ただ、このエネルギー革命の影響により、労働組合のストライキも産業の衰退と共に沈静化していきます。
その後何十年と時が過ぎ、90年代に入ると企業労働者の権利や環境を整えていく動きが高まり、また違った形で労働運動が盛り上がりを見せます。
組合員たちは、すべての労働者の人権が損なわれてはならないと訴え、その象徴として炭鉱夫を模した作業着を着てストライキを行いました。

*MUSEUMに記されているHi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

13.5ozのセルビッチデニムを使用したゆるいテーパードシルエットのCoal Miner Pants。
今回イメージしたのはあくまでも90年代初頭あたりの正統派ブルー。
セルビッチでもあえて耳をひらかず、ヒゲなどの加工も入れておりません。
いわゆるビンテージ感をおさえ、素直なブルーデニムを表現しました。
洗濯も通常通りに繰り返すことで更にリアルなブルーに育っていきます。
*加工のため、ワンウォッシュ時より1cm程度縮みがでておりますが、履いていくことで体に合わせて戻っていきます。

brand / another 20th century
item / Coal Miner pants 1990 – denim
color / blue denim
price / ¥22,000- + tax
size / 1, 2, 3

2023 SS

ITEM003019
River Runs JKT ’90s

Hi Story
60年代、イギリス南部ハンプシャーを流れるテスト川。
もともとハンティングやフライフィッシングの娯楽が盛んであったこの土地にロンドンから多くの人が移り住みました。
特に上流アッシュあたりは訪れる人が激増し、少しずつ環境が破壊されはじめます。
それを危惧した森林委員会と環境省により特別監視団体が発足されます。
監視員らは早朝から川に沿って森の奥まで取り締まりを行わなくてはなりませんでした。
そこで川から森のブッシュの中まで動きやすいショート丈のRiver Runs Jktが支給されるようになります。
90年代に入る頃には素材もナイロン素材に変更され機能的にも改善されていきました。
*MUSEUMに記されているHi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

RIVER RUNSシリーズより初となるナイロン100%素材のフードジャケット。
60年代から70年代を経て80年代後半以降ナイロン素材がシェアを広げていった背景をこのシリーズに落とし込みました。
RIVER RUNS Jkt ’90sと題し、当時らしい技術も意識したモデルになります。

brand / another 20th century
item / River Runs JKT ’90s
fabric / nylon100%
price /¥36,000- + tax
color / MID NIGHT
size / 2, 3

2023SS

ITEM014017
Yankees overdye WBR [spot]

Hi Story
1900年代初頭、ニューイングランド地域の縫製工場にはイギリスから軍用に輸入されたまま
使用されなかったチノクロスが大量に保管されたままになっていました。
ところが、思いがけないことからそのデッドストック生地が一気に世に出ていくことになります。
20年代に入る頃、オックスフォード大学の学生たちに極太のトラウザーをトラディショナルに履きこなすファッションが流行していました。
そんな折、アイビーリーグの学生らが遠征のため英国を訪れます。
そして、学生たちはその衝撃的なファッションを目の当たりにします。
彼らがニューヨークへ戻った一月後には、街中がオックスフォードスタイルで溢れていました。
その時に使用されたのがニューイングランド地域の倉庫に眠っていた大量のチノクロスです。
偶然にも素材感がアメリカのスタイルにはまり、30年代以降のファッションに大きく結びついていきます。

*MUSEUMに記されているHi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

定番ヤンキースのオーバーダイシリーズよりSPOTカラーのご紹介になります。
チノにはない落ち着いたブラウン系、wash OCHER(オーカー)。

brand / another 20th century
item / Yankees overdye WBR
fabric / cotton100%
color / wash OCHER
price / ¥22,000- + tax
size / 1, 2, 3

2023 SPOT

ITEM023013
Bio Markt Woolen jacket / 2022

Hi Story
ドイツはベルリンのbioマーケット街、「benns」オーナーの馴染の市場です。
自分の目で見た食材こそ自信をもってお客様に提供できる、といつもの口癖が今日も聞こえてくる。
市場連中の間でも、一目置かれる存在であることは言うまでもない。
毎朝の仕入は、オーナー自らが足を運ぶ、それは60年前と何も変わらない。
冬のまだ暗い早朝でも、何人もの若い見習いを連れた彼の姿がそこにあります。
自転車にウールジャケットとレインブーツは、もうbennsメンバーお決まりのスタイル。
今朝も壊れたブレーキ音がマーケットのはじまりを告げています。

*MUSEUMに記されているHi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

bio kochシリーズのクラシックなウールジャケットのご紹介になります。
今回は表面を軽く起毛させたコットンウール(英国産羊毛)のブラッシドツイルを採用。
今年はウールジャケットにあえて製品洗いを施しました。
起毛感に加え、洗いによるシワ感やほんの少しのよれが更に全体の雰囲気を作っています。
シルエットは昨年より継続となっておりますが、レディース対応のサイズ1を加えております。
ボックス気味のシルエットとのアンバランス感がとても良いウールジャケットです。

brand / another 20th century
item / Bio Markt Jacket – woolen 2022
color / Mid GRAY, BLACK
price / ¥36,000- + tax
size / 1, 2, 3

2022 AW